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2013年8月5日月曜日

人見知りの夏

 スイカ、プール、おまつり、はなび、さかなつり。暑さでバテる親を尻目に、息子の頭の中は「なつやすみ」の楽しいイメージで一杯だ。何やら強烈なプレッシャーを感じるのはきっと気のせいだな、うん。
 加えて夏休みには「おじいちゃん、おばあちゃんの家へ行く」というイベント(別名:帰省)がある。しかも「しんかんせん」に乗って行くのだ。「やった!」大喜びで飛び跳ねる息子。でも母は知っている。乗ってしまえば退屈するのも早いことを(涙)。

 息子は私の親族にとって初孫、初曾孫で、その溺愛ぶりは凄まじく、特に遠方に暮らす祖母は、息子が愛らしい笑みを浮かべた写真を枕元に飾り、毎日話しかけては会える日を楽しみにしていたという。
 初対面が叶ったのは、息子が生後七ヶ月頃のこと。足が悪いにも関わらず、待ちきれずに玄関へ出てきた祖母は、私たちの姿を見るなりベビーカーに飛びついた。「よくきたね。ばあちゃんだよ」。途端に、火がついたように泣き出す息子。「ギャー!!」。

 そう、この頃は人見知りのまっただ中。会うなりギャン泣きされた祖母はショックを隠しきれず、明らかに気落ちした様子でつぶやいた。「どうして泣くの。いつもは笑ってくれてるのに……」。
 ばあちゃん、それは写真だからでは。いや何というか、本当に申し訳ないが私のせいじゃないというか、ほら笑え、頼むから笑ってくれええ(とほほ)。

 当時の息子の人見知りは不思議なことに、相手との「関係の強さ」と反比例していて、すれ違った見知らぬ人にいきなり話しかけられてもまったく平気、時にニッコリ笑ってみせることすらあった。
 ところが少し関係が強くなると、たとえば私の友人に「こんにちは」なんて親しげに話しかけられると、若干怪しい雲行きになる。そして私の両親や祖父母のように「愛情大爆発!!」状態で迫られると、恐れをなしてか大号泣してしまうのだ。
 赤ん坊なりに相手を見ているのだなあ、と感心したが、親族に限って号泣されては母としても居たたまれず、当時は悩んだものである。ちなみに今では妙に外ヅラのいい幼児へと成長した息子。今年はおじいちゃん、おばあちゃんと素敵な「なつやすみ」を過ごせることだろう。

 さて、この祖母との初対面時、地元の旅館で会食をしたのだが、人見知りで泣きまくる息子が、ただ一人、笑顔を向ける相手がいた。それは給仕の仲居さんの中でもひときわ若い、ハタチくらいの娘さん。
 若い女性が好きな男の子はわりといて、それはママを連想させるからだ、と一説には言われているらしいが、ではその娘さんがママよりもウ〜ンと若い理由をとりあえず説明してもらおうか息子よ(涙)。

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