「才能がある」という言葉ほど
人を傷つけるものはないのです
「才能がある」と言われて命を絶った人すら
思い当たるほどに
社交辞令なのか
異物排除なのか
揶揄なのか
いっそ詐欺なのか
「才能がある」という言葉を
素直に聞けるのは子どもだけ
彼らとて そのうち気づくでしょう
自覚なく吐かれるその言葉は
空虚でカタチがなく
手触りもぬくもりもなく
輝きも錯覚でしかなく
ただ 人生にのしかかる重みだけがあることに
「才能がない」と言われるよりマシだと
喜べばいいのか
むしろ凡庸さに
打ちのめされればいいのか
誰もが持てるものだけを手に
必死でやっていくしかないのに
人を羨むのは心地いいのですか
本当に「才能がある人」には
どんな言葉をかけるのですか
私にはそんなものはありません
だから今日も何とか生きています
ああよかった![]()
2013年9月26日木曜日
才能
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