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2013年10月23日水曜日

妊婦ダイエット

 タイトルに掲げといて何だが、妊婦にダイエットは厳禁である(当然)。では「ダイエット」本来の意味における「妊婦の食事管理」についての話ね、とお思いの方、残念ながら半分しか当たっていない。
 妊娠出産を通じて「痩せる」。これが今回のおはなしである。いやマジですって。私、妊娠後期のとき、偶然会った友人(←妊娠を知らない)に「痩せたね〜」と言われたんですから。

 当然ながら、体調不良で痩せては意味がない。妊婦は健康第一。きちんと健診を受けて経過を把握し、医師の指示を守って適切な食事をとる必要がある。
 実は私には妊娠前、自己流の食事と運動で八キロ痩せた経験があった(←一応ホント)。「バランスの良い食事」には密かに自信があった。妊婦として、ちゃんと適切な食生活を送っているという自負が。

 なので妊娠中期、糖スクリーニングで引っかかり、「栄養相談を受けるように」と言われたとき、とても心外だったのだ。相談では普段の食事内容と、いかに自分が気を使っているかを一気にまくしたてた。
 胸に「管理栄養士」の名札をつけた若い栄養士の女性は、私の話を聞きおわると開口一番に言った。「ご飯が少ないと思います。もっと食べましょう」。

 は!? もっと食べろ? 糖が出てるのに? 「良質の炭水化物は一定量とってください。これは糖尿病の方も同じです。あなたの必要量は、このくらいですね」。え、そんなに!? 思わずうろたえる私。
 実は前のダイエットのとき、おかずを沢山食べたいがために、ご飯の量は極力減らしていた。それではいけない、とプロは言ったのだ。「目からウロコが落ちる」とは、きっとこういうときに使うのだ。

 ご飯を増やすとお腹にたまる。高カロリーのおかずが必然的に減ったせいか、私の体重は増加を止め、横ばいになった。腹の中には日々巨大化する生命体がいるのだ。体重が横ばいということは、腹の子以外すなわち私自身は、痩せていることを意味する。
 当時の写真を見ると、確かに細い。寒い季節で、服装を工夫すればお腹はかなり目立たなくできた。食事はバランスよくしっかりと、産院のマタニティビクスにもせっせと通った。おかげで腹の子は順調で、最終的な体重増加は+5キロ。先生に「手本にしたいくらい理想的」と褒められたのが自慢だ。

 もちろん個人で事情が異なることはくれぐれも了解いただきたい。意図したわけではないが、とにかく私は子を産んで痩せた。出産後に凹んだ腹を見て、このままお腹ぺったんこになれるかも、と期待した。
 そこで引き締め運動や体操に意欲的に取り組んでいれば、今とは違う未来があったのだろうか(涙)。体力が戻れば、食欲も戻る。子育ては体力勝負。気づけば見覚えのある姿に戻った自分の腹を眺めて、ため息をつく私。こんな体験、少しは妊婦の皆様のお役に立てますか? ちょっと心配……。

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