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2013年10月8日火曜日

続・私が服を作る理由

 近所のリサイクルショップでは、古着のブランド子ども服が五百円以下で買える。シミや毛玉があるB級品なら百円だ。息子がベビー時代、ブランド物ばかり着ていたのは、家が裕福なわけでも頂き物が多かったわけでもなく、散歩ついでに寄れる距離にこの店があったからである。
 入園後の息子が、裏へ返せばヘタな縫製が丸わかりの手作り服ばかり着ているのは、母ちゃんがもう「服を買いに行くのが面倒くさい」からである。「欲しいと思う服は高くて買えない」からでもある。

 最初はパンツ(ズボン)だった。入園を控え、自分で脱ぎ穿きしやすい形のパンツを複数枚、用意する必要に迫られた。休日のたびに街へ探しに行ったが、納得できるデザインと価格の品が見つからない。
 ネットで偶然、イメージに近い形のパンツの型紙を見つけた。安い布をネットで買って、型紙どおりに布を切って縫い合わせて、作ってみたらすぐできた。なんだ、これでいいじゃん。

 なので私の中では、「なぜ服を作るのか」の答えのひとつは「(探して買うのが)面倒だから」なのだが、やっぱ理解されにくいかしらん? 作るほうが面倒でしょ、って思うよね普通は(笑)。
 どんなに高価な子ども服も、値段を見ないで気楽に買える身分だったら、作ろうとは思わなかっただろう。面倒はないからね。でも、そうはいかない。
 気に入った形の型紙が一枚あれば、布を変えて印象の異なる服を何枚も作れる。ユ○クロの子ども服も、よく見るとパターンは同じで、色や柄や素材を変えて別の商品に仕立ててあったりするけど、似たようなことが自分でもできる。しかも自分の好みで。

 これで、布や型紙を探すのが面倒だったら意味がないけど、今はネットショップがちょっとビックリするほど充実している。座ったままで深夜に朦朧としながらでも(笑)買えて、家まで届けてくれる。
 直に触れないデメリットは、種類の豊富さが補って余りある。布以外の資材、ゴムや糸、ボタン等が一緒に購入できる店もあって、本当にラクチンだ。

 一昔前の「ソーイング」の面倒なイメージは、私の中からはすっかり払拭されてしまった。ただし、ラクをするために避けている部分は多々ある。難易度の高いものには手を出さないし、そもそも本格的に「洋裁」をやろうと思えば面倒どころではない。
 「趣味」としての服作りは、実用的だし世間ウケもいい。最近は自分の服もよく作る。もうね、買いに行くのが面倒で。「これ、自分で作ったの」と言うと世間様はけっこう感心してくれるので、ちょっといい気分になれたりして嬉しい。
 金持ちじゃなくて面倒くさがりで見栄っ張り、それが私が服を作る理由。うん、合ってるな(笑)。

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