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2013年12月19日木曜日

真冬の切実

 子どもの健康管理は、基本的には親の役目だ。何せ子どもは「暑い」「寒い」も上手く言えない。自力で体温調節ができないので、親がやるっきゃない。
 近頃がっつり寒くなった寝室で、パンツいっちょで「今日は暑いねえ」とホザく(!)三歳児と暮らすのは大変ですよよよ、とゆうのが今回のおはなし。もうね、ワザとやってるのかもしれん(涙)。

 息子はド真冬生まれなので、新生児の頃はそれは気を使った。加湿機能付きのヒーターで部屋を暖め、軽い羽毛布団を重ねる。しかし汗をかいてはいけないので暖め過ぎもNGと、新米親にとってはハードルが高くてもう何が何やら、ギャー手が冷たいぃいー汗かいてるぅう、と昼も夜も大騒ぎであった。
 寒くても一日一度は散歩へ、と育児本(←新米母のバイブル)にはある。とにかく着せて、おくるみでぐるぐる巻いて外へ出る。寒い(←当たり前)。
 足までスッポリのジャンプスーツも使った。着ぐるみ感バツグンで大変かわゆいのだが、あれも汗に要注意である。真冬なのにアセモができて、病院で「お母さん、着せ過ぎです」と怒られたトホホ、とゆうのが冬の育児雑誌の定番ネタのひとつである。

 暑いのは汗で分かるが、寒いのは分かりにくい。震えていたり唇が紫色なら簡単だが、それでは遅い。
 「寒い?」「ううん、寒くない」。日に幾度となく交わす会話。その言葉を信じられたら、どんなにラクだろう。「着るのが面倒」「遊びを中断したくない」。こうした感情から、いくら寒かろうが「寒くない」と平気で言い放つのが子どもである。信じてバカを見る(=風邪を引かせる)のは親である。
 運動会に遠足、クリスマス会にお餅つき。園には行事が多い。何日も前から準備して楽しみにして、当日に風邪で欠席する。→行きたいと大暴れ。ああ、想像するだに恐ろしい。だから、悪いけど切実だ。

 「ほら、トイレの後は早くパンツ穿きなさい。ズボンも!」「いつ靴下脱いだの!? 寒いのに!」「おもらし黙ってちゃダメじゃない。濡れたズボンとパンツ、早く替えないと風邪引くでしょ!!」
 極寒の真冬、予定より三週間も早く現れた小さな命。病院で体温が下がり、焦ったこともあった。退院後も、小さな身体は油断するとすぐに冷えきってしまいそうで、小さな命の火はわずかな風で消えてしまいそうで、本当に本当に怖かった。同じ布団で卵を温めるように、冷たい手足を包みながら眠った。
 今の息子は健康優良児だ。園も休んだことがない。まるまるした頬で、何でも食べる。有り難いと感謝しつつ今日も「早くパンツ穿きなさい!」と叫ぶ私。
 義母にもらった子ども用ハンテンを着て「これ脱いだら暑いよね?」。わざとなのか、まだ区別がつかないのか。寒いときには正しく「寒い」と言ってほしい、それがママのクリスマスの願い(切実)。

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