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2013年12月30日月曜日

小さな未来

 ブログ開設当初、知人や友人にお知らせメールを出した。それを読んで見に来てくれた友人のひとりから、後にこんなメールが届いた。
 「(ブログのタイトルから)子育てブログかと思って見に来たら、全然違うからビックリしたよ」。

 ……私は私なりに「子育てブログ」を書いているつもりなのだが、まあ彼女の驚きは想像できる。
 イキナリ縦書きだし、字はギッシリだし、何やら面倒そうな内容だし(……三重苦!?)。可愛い子どもの写真とママのひとこと的な、気軽に見て和める「子育てブログ」とは、確かにだいぶ趣が違う。

 子育て中のママさんはもちろん、これからママになる妊婦さん、将来ママになる可能性のある独身女性、まだまだ結婚・出産は遠い未来の若い人たち。
 さらにはパパさんや、小さな子どもとは接点の少ない独身男性。そういった方々にも目にしてもらえればと願って、私はいつも画面に向かう。
 いわゆる子育てブログが、同じママ同士の交流や情報交換を目的としているのと比べると、少々散漫な印象を受けるかもしれない。でも、これこそ私のやりたかったことなのだから仕方がない。

 母と子のいる風景。一見、子育てブログと見紛うこのタイトルで、私はすべてを語ることができると思っている。育児に限らず、ありとあらゆる事柄を。
 子のいない人は多々いるけれど、母のいない人はいない。人の息吹がある限り、そこには子がいて母がいて、またその母がいる。その連なりの中に私たちはいて、その中で世のあらゆる事象は起きる。増税も殺人事件も人気司会者の失言も、近所の猫の出産も、すべては「母と子のいる風景」の一角にある。

 子育てを、とても狭い世界の営みだと思う人たちがいる。母とは「子育てにしか興味を持たない(持てない)視野の狭い人間」だと感じる人たちがいる。そんな言説に出会うたび、私は本当にビックリしてしまう。こんなに広く豊かな世界はないのに。
 「子育てに『しか』興味がない」というのは、子育てを一段下に見た表現だ。確かに私も子を持って初めて、その世界の豊かさを知った。現代の女性は男性と同じ教育を受けるから、出産・育児の知識は多くの場合、当事者となるまで皆無に等しい。
 知らなかった世界を知る喜びが、現代の子育てには満ちている。その世界は閉じてなどいない。子育ては社会と、地域と、そして未来と繋がっている。

 我が家に小さな「未来」がいる。親の知らない時代を生きる、小さな次世代がいる。小さな未来とともに、新しい年へと向かう。どんな景色が見えるだろうか。洩らさず噛みしめていたいと思う。一緒に歩く時間は、そう長くはないのだから。

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