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2014年2月17日月曜日

お勉強は好きですか?

 こそだて家庭には日々、さまざまな広告が舞い込んでくる。英語教室、体操教室、水泳に音楽教室。そんな中で目にした、ある「教室」のリーフレットに、こんな宣伝文句が書いてあった。「○○(教室名)で、おべんきょうがだいすきな子どもに!」。

 勉強が嫌いよりは、そりゃ好きなほうがいい。でも「お勉強が大好きな子ども」……それってどんな子? どうにもイメージできず、しばし考え込む私。
 最近人気があるらしい、幼児向けの「知育教室」。独自の教材を使い、国語や算数を先取り学習。小学校へ上がったときの「これ知ってる!」「わかる!」という成功体験が自信になり、勉強が好きになる、と書かれている。なるほど、と思いつつ眺める私。

 私が感じた「お勉強が大好きな子ども」という言葉への違和感は、学校の勉強は基本的に与えられるもの、受け身のものだという点に起因する。
 学校における「お勉強が大好きな子ども」とは、換言すれば「人から与えられる教材を、素直に喜んで学習する子ども」。優等生ではあるだろうけど、親としてそうなってほしいかと問われると、私は答えに詰まる。友だちウケも微妙そうだし。

 ここ数年、私は放送大学の学籍(選科)を持っている。放送大学というと、あの退屈そうな(すいません)番組をイメージする方は多いと思うが、今は授業の視聴も小テストの提出も、専門書の貸出予約も論文検索も、全部ネットで済んでしまう。
 本気で学びたい人には便利だけど、一科目全15回の放送授業をこなすのは想像以上にハードだ。学びたいことがあった私は、文字通り「寸暇を惜しんで」勉強した。睡眠不足でフラフラで、それでも「知りたいことを知る」楽しさに夢中だった。
 面接授業に出れば、いろんな人に出会う。職業も年齢も見事にバラバラだ。大卒資格を目指す女性からは、子育ての苦労話を楽しく聞かせていただいた。逆に、上から目線で人を見下す嫌な人にも会った。人と出会う以上の学びはないなあ、とつくづく思う。

 「これは<あ>、これは<お>、これは<う>」。息子が何やら指差して喋っている。「ぼく、もう字がよめるよ」と言うのだが、全然合っていないどころか差しているのは字ですらない(笑)。まあ、字なんてそのうち読めるようになるし、と呑気に思う私。
 息子が勉強が特に好きじゃなくても、私は全く構わない。「嫌い」まで行ってしまうといろいろと面倒だけど(わはは)、まあ普通でいいかな、と思う。
 今の息子が感じている、新しいことを知る楽しさを、失わないでいてくれればいいと思う。できることなら、目的のために血を吐く思いで努力することの価値を、知る人間であってくれれば嬉しいと思う。

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