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2014年5月15日木曜日

せっかち母さん

 どちらかといえば、せっかちなほうだ。何事も、できれば手早く済ませたい。歩く速度も速いし、食べるのも早い。レストランでメニューを決めるときも、迷わずパパッと決めてしまう。
 こんな人間が親になると、どうなるか。子どもに「……早くしなさい!」を連呼する、ウザい母になるのですね。ああ、ウザい自分がウザい……。

 こんな親の元に、見るからにノンビリ屋な息子が生まれてくるのだから不思議だ。「○○くん、おっとりしてるよねえ」。お友だちのママさんにすら、しみじみ言われる息子。ボンヤリしているせいなのか、園でも他の子と、よくぶつかって転ぶらしい。
 だ、大丈夫なのか。生き馬の目を抜く世の中、それで渡っていけるのか。「せっかちな」母はハラハラしてしまうが、本人は至ってマイペースだ。
 着替えも食事も、ゆっくりのんびり。「どっちにする?」と尋ねれば、「どーれーに、しーようかなー♪」……イライライラ(←母の心の声)。トイレへ行ったはずが、ドアの前でパンツもはかずに「きょうのおやつ、せんべい?」……早くはきなさい(呆)。え、まだしてない!? 早よ行けや(怒)!!

 せっかちな人間は、曖昧な状態が苦手だ。曖昧さに耐えるには、力が要る。世の中は白黒つかないことだらけなのに。要は弱虫なのかも、なんて思う。
 ただし万事が早いかというと、そんなことはない。散らかった机の片付けは後回しだし、家事はやたらと時間がかかる。掃除を途中で放り出したまま、読みかけの本につい手を延ばす。気づけばお迎えの時間に(ギャー!!)。なんだ、そっくりじゃん(涙)。
 夕飯の準備が面倒で、ダラダラ引き延ばすうちに空が暗くなる。部屋中のカーテンを閉め、電気のスイッチを入れるのは息子だ。「ママ、ぼく、おなかすいた」。ようやく重い腰を上げる母。結果、夕食が遅くなり、「早く食べなさい!」と小言を食らう息子。ああ不憫。いやあの、反省してます……。

 仕事の〆切を「なるはや(なるべく早く)で!」と言う人(←多分せっかち)がいるが、そういう仕事は何故か後回しになる。何日までに、と指定されるほうが、すぐ取り組む気になる。せっかちはどうやら損らしい。できれば損はしたくないものである。
 せっかちな理由の一つに「考えるのが面倒」というのがある。私にとってせっかちは、要するに面倒くさがりの一形態なのだ。あと「とっとと済ませないと忘れそうで怖い」というのもある。
 園ママ飲み会のお誘いメールも速攻で返信していたら、すっかり酒好きのレッテルを貼られてしまった私。「また一番乗りだよ(よっぽど飲みたいんだね)♪」と含み笑いのママさんには悪いが、私はせっかちなだけである。せっかちで面倒くさがりで記憶力に自信がないだけ、なのだ。酒も好きだけど。

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