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2014年10月12日日曜日

父母たちの運動会

 秋晴れの運動会。相方が親子競技の待ち時間に、ある園児のパパさんのつぶやきを聞きかじってきた。「ここの運動会はいいですねえ。のんびりしてて」。
 そのパパさんの上のお子さんは、かつて別の園に通っていた。その園では運動会における親子競技の勝敗が、園児の成績(!)に加味されるのだという。
「だから、どの親も目が血走ってましたよ。いやあ、ここはのんびりしてていいですねえ」……。

 その「のんびりした」園に通う、性格的にものんびりした息子。今年も徒競走では最後尾をトットコ。しかし転ぶことなく、リレーでも何とか抜かれることなく無難にこなし、ホッと胸を撫で下ろす母。
 しかし園の運動会は忙しい。子も大変だが親も出番が多いのだ。親子競技、親子ダンス、保護者による学年対抗綱引きにリレー。狭い園庭ではなく広いグラウンドを借りているため、観覧席から入場門へ、次は退場門へと、あちこち走り回る羽目になる。
 今年は係として役目があった私は親子ダンスの集合に遅れてしまい、駆けつけたときには息子は半泣きであった。いや悪かったって。しかし曲が始まれば親の手を引いてニコニコ。かわゆいなあと思いつつ、観覧席でカメラを構えているジジババに顔が見えるよう、必死で息子を誘導する私。ああ忙しい。

 保護者競技は強制参加ではないのだが(私は全部パス)、積極的に参加したがる保護者も少なくない。見ていると「自分もやりたくなる」んだろうか。ちなみに在園児の兄弟姉妹の参加競技もある。家族全員で運動会を楽しみ尽くす! といったところか。
 ジャージに身を包み、準備運動に余念がない「やる気満々」な保護者もいる。普段は楚々としたママさんが、スタイリッシュなスポーツウェア姿で現れて「私、陸上部だったんです」……人のいろんな側面が見られるのも、イベントの楽しさかもしれない。
 綱引きはチームワークが肝心だ。なので入園間もない年少チームはどうしても不利になる。一方、年中・年長の保護者チームは和気あいあいで気合いも十分。リーダー格のパパさんの音頭で見事、優勝をもぎ取る我らが年中チーム。子どもたちも大喜びだ。

 保護者リレーで明らかにスポーツ自慢の見事な走りを見せる父母たちに、迂闊に出なくてよかったとホッとする私と相方。来年は息子も年長だ。運動会の華・組立体操、そして親子競技では騎馬戦がある。今から怯える相方。ま、頑張ってね(←他人事)。
 今年も全園児参加のリレーでは、会場中が大盛り上がり。子も親も参加して努力して応援して、そして味わう達成感に挫折感。 知人のママさんは我が子の小学校最後の運動会で、感動と寂しさのあまり号泣したそうだ。わかる気がする。運動会は奥が深い。自分が子どもの頃は思ってもみなかったけど。

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