Now Loading...

2016年5月30日月曜日

おカネないだぁ!!

 相方は幼い頃から「ウチは貧乏だ」と言われて育ったという。そのせいか、今でも時々「ウチは貧乏だったから(○○が買えなかった、できなかった)」という言葉が会話に出てくる。
 義父は学校の教員だった。確かに教員は民間と比べて安月給だと言われた時代もかつてあったが、それでも一応は公務員だ。持ち家もある。

 それ「貧乏」じゃないから(断言)。おそらく堅実な義父母からの「金持ちではないのだから贅沢するな」という教えであったのだろう。
 おかげで相方は、大変に経済観念の発達した(?)大人になった。スーパーでは見切り品を探し、日用品も衣類も高いものには手を出さない。節約大好き、要はケ○……まあ、浪費家よりはいいかな、うん。

 少し前、お子さんのゲーム機を、約束を破った罰として豪快に破壊した(!)著名人ママが話題になった。耳目を集めた大きな理由は、破壊したのがゲーム機という高額品だったことだろう。
 オモチャをたくさん持っている子もいれば、そうでもない子もいる。早い子は幼い頃から、そのことに気づく。経済的な理由もあるだろうし、親の教育方針、運や単なる気まぐれにも左右される。
 平等でも公平でもない世界を前にして、子どもたちは何を思うのだろう。時々、そんなことを考える。

 ちなみに我が家のオモチャ事情といえば、ハハたる私がボンヤリなせいで(すいません)、気づいた頃にはブームも下火、ということが少なくない。園や学校で最新の流行に触れる息子は、もしかすると寂しい思いをしているのかもしれない。
 とはいえ息子も少し変わったところがあって、幼稚園の頃、お友だちが話題にする「妖怪メダル」が何のことか分からなかった息子は、紙に絵を描いて切り抜いて、「妖怪メダル」を自作し始めた。
 メダルの次は、紙を半分に折って画面らしき枠を描いて「これ、ぼくの3DS!」……さすがに不憫に思わなくもない、実は3DSを持っている母。

 親の勝手な思いかもしれない。けれど首を真下へ折って小さな画面を一心不乱に覗く息子の姿を、まだ見たくなかったのだ。しかし息子が、あれだけ流行った「妖怪メダル」を知らなかったのは、多分にテレビに疎い私のせいである。反省して、昨年はサンタさんに妖怪ウオッチをお願いした。メダルを入れると妖怪が口上を述べる。なかなか楽しい。
 「お金ナイダー」という妖怪がいる。メダルをセットすると「おカネ、ないだあ!!」と元気に叫ぶ。相方がたいそう気に入って、一緒に「おカネ、ないだあ!!」と叫んでいる。お金はなくとも明るい家だったと、息子の記憶に残ってくれれば嬉しい。そんな、いささか都合の良いことを願う母である。

Blog